外装のメンテナンス

家メンで忘れがち!庭木の剪定や草むしりのコツ

家メンで忘れがち!庭木の剪定や草むしりのコツ 外装のメンテナンス

こんにちは、宮脇です。
今回は家のメンテナンスに欠かせない庭木の剪定や草むしりについてお話ししたいと思います。

庭木の剪定や草むしりは、見た目だけでなく、家の安全性や近隣とのトラブル防止にも重要です。
特に、竹木の枝や根が隣地にはみ出したり、道路や電線に干渉したりする場合は、法律上の問題になる可能性があります。

そこで、今年4月に改正された民法233条「竹木の枝の切除及び根の切取り」についても解説します。
この法律は、隣地にはみ出した竹木の枝や根をどう処理するかを定めたもので、以前よりもはみ出されて困っていた隣人が木や枝を切り取りやすくなりました。

では、早速見ていきましょう。

庭木の剪定の目的と方法

庭木の剪定は、以下のような目的があります。

  • 庭木の健康を保つ
  • 庭木の形や大きさを整える
  • 庭木が日光や風通しを遮らないようにする
  • 庭木が隣地や道路や電線に干渉しないようにする

庭木の剪定は、一般的には春と秋に行います。
春は新芽が出る前に、秋は落葉が終わった後に行うと良いでしょう。
ただし、花や実をつける庭木は、花期や収穫期に合わせて剪定する必要があります。

庭木の剪定方法は、庭木の種類や状態によって異なりますが、基本的な手順は以下の通りです。

  1. 剪定する枝を選ぶ。
    枯れた枝や病気の枝、交差している枝、垂れ下がっている枝などは優先的に切ります。
  2. 剪定する枝を切る。
    切る位置は枝分かれ部分から数センチ離して切ります。
    切る角度は斜め45度程度で切ります。
    切断面は平らで滑らかにします。
  3. 剪定した枝を処理する。
    剪定した枝は適切な方法で処理します。
    小さな枝はコンポストがあれば土壌改良材として利用できます。
    大きな枝はエリアによっては可燃ごみや粗大ごみとして出すことができるので、剪定前にゴミ出しルールを確認しましょう。

草むしりの目的と方法

草むしりは、以下のような目的があります。

  • 雑草が庭木や花壇などを圧迫しないようにする
  • 雑草が害虫や病気の温床にならないようにする
  • 雑草が見た目を損なわないようにする

草むしりは、一般的には春から秋にかけて定期的に行います。
雑草の種類や生育状況によって頻度は異なりますが、月に1回程度は行うと良いでしょう。

草むしりの方法は、以下の通りです。

  1. 草むしりする場所を決める。
    庭全体を一度に草むしりするのは大変です。
    小さな区画に分けて、順番に草むしりします。
  2. 草むしりする道具を準備する。
    草むしりには、手袋や鎌や鋏やスコップなどが必要です。
    道具は使いやすく清潔なものを選びます。
  3. 草むしりする雑草を選ぶ。
    雑草は根っこから抜くのが基本です。
    ただし、根が深くて抜きにくい雑草や、根から芽が出る雑草は、茎を切って処理します。
  4. 草むしりした雑草を処理する。
    草むしりした雑草は適切な方法で処理します。
    少量の雑草はコンポストがあれば土壌改良材として利用できます。
    大量の雑草や種子がついている雑草はエリアによっては可燃ごみや粗大ごみとして出すことができるので、草むしり前にゴミ出しルールを確認しましょう。

民法233条「竹木の枝の切除及び根の切取り」の概要と注意点

民法233条「竹木の枝の切除及び根の切取り」は、以下のように定められています。

  1. 土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
  2. 前項の場合において竹木が数人の共有に属するときは、各共有者は、その枝を切り取ることができる。
  3. 第1項の場合において、次に掲げるときは、土地の所有者は、その枝を切り取ることができる。
    1. 竹木の所有者に切除するよう催告したにもかかわらず、竹木の所有者が相当の期間内に切除しないとき。
    2. 竹木の所有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないとき。
    3. 急迫の事情があるとき。
  4. 隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。
改定後の民法第233条

この法律は、越境していた竹木の枝について隣人から切り取りの依頼や打診があった際に、竹木の枝の所有者が応じない場合、一定の条件を満たせば隣人が切り取り可能になるという法改正です。
これらの点を踏まえて、庭木の剪定を行う際には以下の注意点があります。

  • 隣地にはみ出した竹木の枝や根があるかどうかを定期的に確認する。
  • 隣地にはみ出した竹木の枝や根がある場合は、早めに自分で切除するか、隣人と相談して切除する。
  • 隣人から切除の通知を受けた場合は、迅速に対応する。

道路に面した庭木やガーデニングが越境している場合は、交通安全の妨げにもなるので剪定や草むしりの頻度は、他人に迷惑をかけないような頻度で行なうと良いでしょう。

まとめ

今回は家のメンテナンスで忘れやすい庭木の剪定や草むしりについてお伝えしました。
庭木の剪定や草むしりは、家のメンテナンスに欠かせない作業ですが、楽しみながらやることもできます。
庭木や花壇をきれいにすることで、自分の家に愛着や誇りを持つことができますし、隣人との良好な関係も築くことができます。

もちろん、庭木の剪定や草むしりにはコツや注意点があります。
特に、今年4月に改正された民法233条「竹木の枝の切除及び根の切取り」には、しっかりと目を通しておく必要があります。
隣人とのトラブルを避けるためにも、法律を守って庭木の剪定や草むしりを行いましょう。

以上、宮脇でした。
次回もお楽しみに!